岩田道夫作品/絵画その.3
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- 2014/09/09(Tue) -
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岩田道夫は1年中『嵐山(チノミシリ)』を描いている。
不思議に思ったが、冬はどうしてるのろう。 彼の移動手段は自転車のみだ。 想像で描いてるはずはない。 絵は冬の『嵐山』 こんもりとした山に白い雪。 月と雲が夕闇を照らす。 山の家来のように樹が2本。 究極までデフォルメされた『嵐山』 旭川の冬は厳しい。 この絵は厳しさ、温かさと静けさが 混在し独特の質感を醸し出す。 ![]() |
岩田道夫作品/絵画その.2
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- 2014/09/08(Mon) -
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なんで『嵐山』を描くのと聞いたことがある。
本人曰く「なんでだろう・・・・何かここに引き寄せられる」 という。 また、彼は北方民族のこと、アイヌ民族のことを深く研究 していた。生まれが網走ということも関係しているのかもしれない。 その彼がアイヌの数多く住む旭川で、創作するというのも なにかの縁かもしれない。 群青色の夕暮れの『嵐山』 静寂と温かさが混在した不思議な絵である。 ![]() |
岩田道夫作品/絵画その.1
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- 2014/09/07(Sun) -
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これから数回にわたって岩田道夫の作品を振り返ってみたい。
岩田道夫の絵画のテーマは旭川の山々だ。 特に『嵐山(チノミシリ)』を描く。 この山は旭川市郊外にある何気ない小高い山だ。 この山アイヌの聖地ともいわれている。 この山を20年来書いている。 山は様々にデフォルメされ、四季折々の風物と相まって 独特の世界を醸し出している。 自然の中に深く入って行き作品を生み出す手法は MIND JAZZと共通する。 厳しいタッチとほのぼのとした色合いは自然そのものだ。 ![]() |