スタジオ改修.2015.最終回その.3
|
- 2015/06/21(Sun) -
|
春を迎え改修も最後が見えて来た。
そんなことで改修記もこれが最後です。 手つかずで残っていた、楽器置き場となっている所。 ここ本当は録音場所にしたかったが、どうもそうはならない。 結局こんなに。 befor ![]() これはCD棚。 ![]() ウッドデッキ風アプローチ。 ![]() ウッドデッキ風ケーブル掛け。 ![]() 作業テーブルとウットデッキ風作業用具ラック。 ![]() 木製小物棚。 などなど木製品を作りまくった。 今にして思うと、スタジオの約7割は機材の山。 好きとはいえ非常に疲れる。 そのバランスを取るため、快適に作業する為に 作っていたとも言える。 その快適の一つも、この小さなハーブ畑。 ![]() 生き物を育てるのはなかなか良いものだ。 これは当然自分の口に入る。 あとは、最後の作業、屋根の塗装をすれば終了。 befor ![]() after ![]() 中はほぼこれで完成。 ![]() ![]() これで長かった改装も終了。 昨年10月からだから、8ヶ月毎日通いシコシコと作業。 何か『交響曲』を一曲書いた気分だ。 この期間沢山の事を勉強し、沢山の事に挑戦した。 これからここでおおくの事に『挑戦(クリエイティブ)』したい。 これで、改修記はひとまず終わりとしたい。 『おわりのうた』 朝の祈り、昼の祈り、夜の祈り 人はたえず自分の為、人の為に祈ることのできる存在です。 大きな自然界にあり、特定の対象の為に祈りを持てるのは 人間(人)だけです。しかし、鳥、虫、花を見る時、作為 のない祈りを感じるのはなぜだろうか。 自分はこのような祈りをもちたいと思う。 2015.6 佐々木義生 |
スタジオ改修.2015その.11/最終回の一つ前
|
- 2015/05/14(Thu) -
|
ここのスタジオには友人で昨年急逝した、岩田道夫君の
作品が多く飾ってある。 MIND JAZZ MUSICを作りにここに来て、30年来彼がいつも 書いてくれたイラストがある。 酒を飲み交わしながら『空からこんな感じで虹が降ってくる感じ・・・』 と言うと、次の日には素晴らしいイメージイラストが50枚くらい出来上がって来る。 あまりの仕事の速さに、『プロならどんだけ儲かるかねえ・・』と、いうと、 『お金が絡むと緊張して全然描けない』と言う。 ![]() 根っからの芸術家と言うか、彼は孤高の芸術家だった。 巨大ミキサーの正面には、彼が最後に書いた30周年コンサートの 為のイラストが飾ってある。 もうこういうイラストが見れないと思うと寂しさが募る。 正面の玄関には彼が掘ったゴム印から起こした看板がかかっている。 ![]() この週はインテリアをぼちぼちと。 長く籠って作業をする空間は、機能的ではなく落ち着ける 事が第一だ。 ![]() この絵は菅沼順一画伯の油彩画。彼も又、孤高の芸術家だった。 お寺の絵などはひっくり返る程迫力がある。 ![]() 今回、音楽以外の事は自分でもやったが、Tさんに多くの協力を してもらった。玄関の直しからサイディングの交換まで 本当に器用な人だ。 ![]() ![]() ここの最後の作業は屋根作業と庭作業。 ここは家は建っているが元々山の中。 当然傾斜地だ。傾斜地をそのままでは水はけが良くない。 そこで庭作りの作業となる。 TPが本職のK君に頼み敷石作りから。 ![]() 多くの人の手がかかり出来上がろうとしているスタジオ。 次回は多分最終回。 ・・・・にしたい。 季節は若葉が徐々に濃くなり、夏の香りがしてきた。 ![]() |
スタジオ改修.2015その.10
|
- 2015/04/29(Wed) -
|
長らく続いているスタジオ改修作業の配線作業も
ようやく終了。 ほんと、長かった。 根気と根性が付いた。 配線のためずっと横向きだった音源ラックも やっと正面に。 ![]() ![]() ![]() 残りは調整作業を残すのみだ。 ケーブルも何百本作ったのだろうか。 たぶんもう一生作らない位つくった。 マイクケーブルなどサクサクと。 随分うまくなった。しかし音楽とは何の関係もないけれど。 外工事、玄関、その他色々残っているが、機材関係は これで終了。 デジタルあり、アナログあり、テープありの温故知新スタジオ となった。 嫌いなため冷遇されていたデジタル卓もちゃんと復活。 この卓嫌いなのではなく、使う場面を考えてやると本当に よく機能する。これ人間とおなじ! ![]() こうして色々な機材を見直してみると、1970年代から2010年まで 40年の機材が同居している。 それぞれに顔がありそれぞれの特徴がある。 古いものは大切に少し使う、新しいものは買い替えが聞くので ガンガン使っても大丈夫。 何か千差万別の人のようだ。 機材と言えば心残りの事がある。 数年前深く考えず、アナログの機材を多く手放した。 こんな改修するなら手放さなかった。 ![]() 今回、電気屋さん、大工、塗装屋さん、クロス屋さんと 本当に色々勉強した。勉強になった。この歳で。 色々あるもんだ。 次回はその何でも屋さんをのせて終わりとしたい。 ほんとに長いわ・・・・・。 |