空をながめて歩く
|
- 2018/12/14(Fri) -
|
今年は雪が少なく楽だなあ・・と、思いながら空を見上げる。
今日は快晴。雲も見当たらない。 ![]() 春から楽しませてくれた、オオウバユリも1年を終わり枯れて 雪をかぶっている。 この植物は種から開花するまで7年 かかる不思議な植物だ。 ![]() この地では12月から3月まで雪一面となる。 年中籠っているが、これからますます思索の日々となる。 引き続き行っている、『続・アジアンジャズ』の創作も まだ道半ばだ。 ロシア北端からオホーツク、カムチャッカ半島から北米 までまたがるオホーツク文化。 非常に興味深いが全体が見えるまで時間がかかりそうだ。 ![]() 年の瀬を控え、今日も新しい音と音源の研究。 『古くて新しいもの。新しくても変わらずあるもの』 を求めている。 |
組曲『星の歌』
|
- 2014/10/03(Fri) -
|
先月から半月間籠っていた。
今月10月8日から開催される『岩田道夫追悼原画展』の音楽制作 のためだ。 今回は組曲として5曲作った。 組曲『星の歌』 1 星の彼方へ 9:55 2 夜空にむかい 6:54 3 雲は流れる 8:42 4 はれのちくもり.2014 (けむりたなびいて)7:00 5 星のしずく 2:57 トータル約35分。 いずれも自然の中からポトリと落ちた しずくみたいな曲だ。 これを作るために、随分外を散策した。 大きな空を眺め、精緻な植物の世界を 見た。 大きな宇宙と小さな宇宙。 が、しかし問題なのはこの世界に入り込むとなかなか 元の世界に戻って来れない。 ![]() |
MIND JAZZのこころ/友人の死
|
- 2014/09/06(Sat) -
|
長年MIND JAZZ MUSICを一緒に創って来た岩田道夫君が亡くなった。
急病による急逝だ。58歳。 彼との出会いは28年前に遡る。 生真面目な神経質そうな言動と裏腹に、彼の創る作品は豪放なところが あった。私とは生い立ちも作品を創る目的も違っていたが、妙に話が あった。 私がMIND JAZZを創るためにここに来て31年になる。 その間ずっと彼はMIND JAZZの良き協力者であり理解者であり 続けた。 自分が方向を迷っているといつも的確な方向を示した。 彼もまた小さな酒宴の席で二人で話す何気のない会話から、方向を 確認しているようだった。 彼は仏教から多くの影響を受けているようだった。しかし、熱心な 信徒ではない。何か大きな自然の中に宿る、生き歳生きるものの自然信仰 に近いもののような気がした。 私もまた仏教徒ではないが、自然の中に宿る『何かを』いつも追い求めていた。 彼がMIND JAZZのために書いてくれた一文がある。 言葉で語れないMIND JAZZの世界を彼が適切に 語ってくれた名文である。 『MIND JAZZ MUSIC』 MIND JAZZとは何か 「心の音楽」です。 心の「ための」でも心に「依る」でもなく 「こころそのもの」の音楽です その「心」とは何か。 「私の」心でもなく「あなたの」心でもなく「あの人の」心でもなく みんなが等しく持っている生命体としての心です 差別のない平等な生命の心です 「私の」「あなたの」「あの人の」というふうに別々に分かれ ‘国境’をひいた心ではありません この音楽を聴いていると それが単に「聴く」ことを越えて 自分の好きな人の心も 自分の嫌いな人の心も みんな ほんとうは 同じ一つの生命からきているんだと 実感させてくれるような そんな音楽を目指しているのが MIND JAZZというものではなかろうか と僕は思うのですが・・・ でも これはあえて言葉で言ってみたままでのこと ほんとうに それだけのものがあるかどうかは この音楽が自らあなたの心に語ってくれるでしょう 音楽に それを聴いている人も又 この音楽の「創造」に 心で参加しているのです 岩田道夫(画家、詩人) ![]() |
MIND JAZZ のこころ/木の葉の中の宇宙
|
- 2012/06/27(Wed) -
|
|