スタジオ改修.2015その.8
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- 2015/03/22(Sun) -
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さて、今週はもう一つのミキサーのメンテナンンス。
![]() これは以前から使っていたもの『英国製サウンドトラック32ch』 メンテナンスと言っても先週やっていた『英国製マイダス』とは違い 本当に簡単。この簡単な回路が音の良い秘密かな。 モジュールでまとまった『マイダス』とこんなにサイズが違う。 ![]() 腰にも優しい。ありがたい機械。 その中のフェーダー(ボリューム可変機。言い方が古いか?) に日本製『アルプス電気』の製品が入っている。 ![]() これ操作感が素晴らしく良い。さすが、日本製。 この機械もともと録音にも使われていたものだ。 これを使ってから10年。 あと、10年持つかな。 もう一つのメンテナンスは、懸案事項の『電源トランスの唸り』。 ![]() 色々やってみたが、これは本体のトランスから発生している。 メーカーにも聞いてみたが、地域によっては発生しないと言う。 田舎は特に唸るらしい。 ここは、よく考えたら山の中。 唸りまくって当然か? どうも釈然としない。 箱にも閉じ込めてみたが、効果は絶大だが、発熱が多く危険と判断 没に。この箱、遮音、防音、保温効果抜群。何に使おうか? ![]() 結局、別部屋に移動。 この作業に1週間もかかってしまった。 実りが多い様な少ない様な改修作業。 『これで良い音楽が出来ないはずがない!!』 と、言ってみる。 これが終わると最後の配線作業。 4月中旬にはおわらせたい。 |
スタジオ改修.2015その.7
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- 2015/03/12(Thu) -
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スタジオ改修も後半の山場。
山場と言う割に盛り上がらない地味な作業。 でかいミキサーのメンテナンスだ。 これは音の入り口になるので、きちんとやっておかなくてはならない。 しかし、この卓解体した事がないのでどうなることやら。 ![]() ![]() この作業何せ時間がかかる。 40chもあるので、1ch1時間でも40時間。 1時間で終わる訳がない。 3倍はかかるので計120時間(5日間)。 寝ないでやる訳がないから、ほぼ10日間の作業。 ![]() このミキサーは2005年に製作されたもの。 当然、中古なのでメンテナンスは欠かせない。 これは、イギリスのマイダス製レジェンド3000。 マイダス製は音が良い事で有名。この型番も既に生産終了。 マイダスも一部の機種をのぞきデジタルになってしまった。 この卓は40ch、AUXが12系統もある。と言うことは12倍大変と言うことだ。 これをまず解体する。 解体マニュアルなどはないので、注意しながらぶっつけ本番。 最近のミキサーは基盤結線で出来ている。 コンピュータと同じ考え方だ。 基本アナログだがデジタル。いわゆるデジアナ・ハイブリットだ。 それを解体し、よごれ、埃、ごみをきれいに除去して行く。 開けると結構な埃が。これは普通程度。 ![]() ![]() この作業特別な才能はいらないが、とにかく根気が必要だ。 ひたすら、汚れ落とし。 しかし、この基盤よく作られている。 なにかパーツの配置が芸術的に見えてくる。 このミキサーはこの3種類のパーツで出来ている。 ![]() ![]() 昨日からしんしんと雪が降っている。 この分では少し積もりそうだ。 3月中旬、ここはまだまだ冬だ。 今週中にはこの作業終わらせたい。 ![]() 解けた道も冬に逆戻り。 さて、明日もシコシコやろうか。 |
スタジオ改修.2015その.6
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- 2015/03/04(Wed) -
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スタジオの改修も終盤。
先週は延々、機器の騒音対策。 その最も気になるのがこれ。 これは電源トランス。 大型の機器ミキサー等を接続する強力な200V専用のもの。 音は素晴らしく良い。良いが唸りが・・・・。 トランスにつきものは機械自体が唸ると言われる。確かに唸る。 500Khzくらいの所で絶えず唸っている。 これがすごく気になる。 音楽を流すと気にならないが、止めると気になる事このうえない。 そこで、色々考えた結果この特別の箱入りとなった。 小部屋も考えたが、改修後密閉した部屋はここにはない。 ![]() 結果は効果絶大! この箱、ただの箱ではない。遮音の為3重構造にした優れもの(当然自作)。 秘密の箱入りとなった。この解決になんと3日もかかってしまった。 もう一つの懸案はミキサーのパワーサプライの騒音。 こちらは原因がはっきりしている。 内部を冷やす、ファンが原因だ。 ![]() こちらは内部を掃除してファン2個を交換。 音はするがさほど気にならないレベルに。 う〜ん、でももう少し何とかしたい。 コンピュータのように温度による制御が出来ると良いのだが、 もう少し要研究だ。 プラス先週は修理ばかり。 この古いオープンを使いたい。 しばらく回していないから、どうなっているか分からない。 これはパナソニックの名器、改修を機に復活してやりたい。 昔の機械は何んともいえない哀愁と愛着がある。 ![]() 何か電気屋さんか音楽屋さんか分からなくなって来た。 『全ては音楽を作る為のもの。勘違いしてはいけない!。』 と、自分に言い聞かせる!・・・・・。 次回に続く。 |
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