9月6日地震が起こった。震源は北海道厚真町。
震度は7。近郊の苫小牧市で震度6-、鵡川町、安平町で
震度6+。 死者の数は44人。
今回の地震は内陸で起きた地震、津波はない。
東日本大震災の時も震度7で死者は約15,000人。
こんなに死者が多いのは海中で起こったため、
大津波が発生したためだ。
今回の地震も海中で起きていたら必ず津波が発生。
被害規模も相当大きくなったはずだ。
それでも普段見ないことに、大規模停電がある。
それも北海道全域である。
こんなことは65年の人生で記憶にない。
震災当日震源に近い苫小牧に向かったが、なんと全ての
町の明かり、信号が消えている。
徐々に震源地も復旧している。
それでも、もう元に戻らない地域もある。
『天災は忘れた頃やってくる』という格言があるが、
今は忘れる前にどんどんやってくる。
心の準備をしていても、大きな天災の前に人間は
なすすべがない。
今、世界中が自国第一主義と称して、自分の国のことばかり
を大切にする意見が見られる。
そんなことを全く意に感ぜず大きな天災はやってくる。
叡智があると言われる人間。
その叡智をこの大きな災害に結集しなくてはならない。
これから人間の知恵と叡智が問われる。