古代オホーツク人の楽器を調べている。
古代オホーツク人の民族は大きくウィルタ(オロッコ)、ニブフ(ギリヤーク)
アイヌの民族に分けられる。
◼︎ウィルタ(オロッコ)
◼︎ニブフ(ギリヤーク)
◼︎アイヌ
もっと広くロシア地域まで入れると30以上の少数民族が含まれる。
アイヌの楽器と知られるものとして、トンコリ、ムックリが一般的だが、
オホーツク人のウィルタの楽器として、トンクルというものがある。
これはほとんど中国の胡弓と同じもの。
またニブフの楽器として『ヘニュード・イオンカ』という楽器
がある。 これは2000年前からあるオーストラリアの『ディジュリドゥ』
という楽器と原理は同じものだ。
この『ヘリュード・イオンカ』という楽器は長さの短いもの、『ヘリュード』
長いものが『イオンカ』という。
アイヌの楽器は非常に数が少ないと思われがちだが、
樺太(サハリン)からオホーツク海にかけて文化を
持ったオホーツク人は楽器も非常に豊かな楽器と
音楽を持つ。
北はロシアにつながり、南は北アメリカに繋がる文化を
持つ『古代オホーツク人』非常に興味深い。