6/13日『Mind Jazz DUO Concert.2019』を終了した。

先月から続いていた諸々の雑事の間をぬっての2年ぶりの
開催である。共演はFebian Reza Paneさんのみ。
このところ籠って作曲、録音作業の日々。
楽器を弾くのも、人と共演するのも久しぶりだ。
籠って録音に勤しむ様は晩年のビートルズ、グレングールド
もそうだった。
そうして創作してみると、何か彼らの気持ちが良くわかる。
彼らはよほど人との関わりから生まれる雑事が嫌だったに
違いない。

純粋に創作(作曲)するモードとパフォーマンスするモードは
基本的に違うものだ。大概、人ははどちらかに片寄るもの。
自分は年齢からかこのところ作曲モードに入っている。
そこから出てきてパフォーマンスモードに入るまでものすごく
時間がかかる。これも今回改めて感じたことである。
今回は各自3曲ずつオリジナルを提供した。
その中でもパネさんの曲『琉球天望』は1楽章から4楽章まである
大曲。彼がこのところ通っている沖縄への気持ちを表した15分にも
なる曲だ。その他フランスものありヘイデンものありだが、純粋ジャズはない。
今回のコンセプトはアジアなので、録音ものを使おうと思ったが、
演奏者がいない楽器が鳴っているのが嫌で、二人で最後まで押し通した。

今、9曲ほど曲を作っている。『アジアンジャズ』の第2弾である。
今年正月からもう半年作っているが、雪が降る前には終わらせたい。
コンサート後久しぶりに行った十勝岳のスケールの大きさに圧倒され
この地に住むありがたさを感じた。

先月から多くの人と会ったが、コンサートも終わり山に戻ると
木々の緑が目に痛いくらいだ。
今年はセミも耳に痛いくらい鳴いている。
平和な日々、感謝である。