去年の10月から始めたスタジオ改修も8ヶ月かかりようやく最終回。
感動と言うより、ようやく終わるかと言う感じです。
この書いているブログも、今後もう改修はしないので
人生最後の改修記などと思うと、何か淋しさがよぎる。
そんな事で今はやりの『ビフォー&アフター』ならぬ
『スタジオ改修温故知新』を書いてみたい。
今回の改修スタートはまだ夏の8月。
老朽化の激しい昭和40年代の家。
これはこれで味わいがあり良いのだが、如何せん
冬がめちゃくちゃ寒い。調べてもらったら、そりゃそうだ。
断熱材が一切入っていない。
プラス30年近くも使っていると、物の山。
お金の山なら良いが、機材とゴミのやま。

今年はや還暦を迎え、そんなに長くない先。
『気持ちよく仕事をしたい&温かい所で仕事がしたい!』
改修の決定はこの2点だ。

築50年にもなる家、中を開けるとどうなっているか。
当然、柱は腐り、間取りも悪い。
当初、温かくなれば良い!から始めたが、それでは
だんだん済まなくなった。
テレビでは骨組みが出るまで解体し、作業するがそれをやっていると
何年かかかるか分からない。
と、言いながらほぼ全面改修に近くなった。
今回の現場監督は友人の一級建築士の高橋さん。

季節も11月に入り雪も降り始め、寒い作業現場。
作業する人も大変だ。

壁をはがすと案の定、腐っている。
これを交換、柱の立て替え。それから断熱作業。
やることありまくりだ。これは、興味があるが私は
手出し出来ないプロの世界。しかし、プロの作業は
速い。

ここは、大きいミキサーを置く予定なので、床の全面張り替え
と補修。

これは、部屋を機能的に使いたいため、柱を抜いた。その補強のために
梁を補強した所。こんなに柱抜いて大丈夫かなと思うが、
建築士が補強すれば大丈夫と言う。これも、私の知らないプロの世界。

外がやや終わり中は、クロス貼りの作業。
今回はクロス貼りの名人が貼ってくれた。
この作業の期間と例年行っているジャズマンスイン旭川の開催と
重なっている。その為、全部の荷物は運び出せない。荷物のあるのは
そのため。だから、鍋まである。
このクロスの張っていないところ、吸音材を貼る予定だったが
大幅に予定が変わってしまった。しかし、ゴミだか機材だか分からない部屋。

外の外壁工事が終わった所。
もう、12月に入っているが、今年は雪が例年の3分の1。
本当に助かった。
ここまでは私が何も手出しが出来ないプロの世界。
やはり職人と言うのはすごいものだ。
職人尊敬します。
最終回その.2に続く。